循環器内科

循環器・心臓・血管内科とは

循環器内科とは循環器・心臓・血管内科は、心臓と心臓から送られる血液の経路、いわゆる血管で起きた異常や疾患を中心に診療します。心臓の病気の症状には胸が締め付けられる感じがする、ドキドキする、息が切れる、呼吸が苦しいなどの症状がみられ、血管の病気の症状には血圧が高い、歩くと脚が痛い、足が冷たいなどの症状がみられることがあります。上記のような症状のある方、あるいは健康診断で心臓の病気や血管の病気を指摘された(疑われた)方は一度受診してください。
※当クリニックでは静脈の病気(下肢静脈瘤、静脈血栓症)は下肢静脈瘤外来で診療を行っています。
症状や疑われる病気に応じて血液検査、X線検査、心電図検査、血圧脈波検査、心臓超音波検査(心エコー)、血管造影検査などの検査を行います。検査結果により方針を決定します。さらに高度な医療機器による検査や入院加療が必要な場合には連携施設を紹介させて頂きます。

外来について

担当医 高橋保裕院長(循環器専門医)塩村玲子医師(循環器専門医)
診療日 高橋院長:月・火・水・金・土・日 ※日曜日は急病の方のみ
塩村医師:水曜午後

循環器・心臓・血管内科でよくある症状

循環器・心臓・血管内科でよくある疾患

生活習慣病

心臓の病気

など

血管の病気

など

手術後の管理

など

代表的な疾患のご紹介

高血圧

家庭血圧の基準値と診察血圧の基準値は異なります。家ではリラックス状態にあり、血圧が低いことがあります。高血圧の診断基準は、診察で測った際に140/90以上、家庭で測った際に135/85以上が継続される場合です。高血圧は、動脈硬化の進行につながります。日本では、40~74歳の男性約6割、女性約4割が高血圧と言われていますが、速やかに適切な治療を受けられることを推奨しています。

 

不整脈

不整脈には、速く打つ頻脈とゆっくり脈を打つ徐脈、不規則に打つ期外収縮があります。本来、正常時脈拍は1分間に約60〜100回です。しかし、頻脈は1分間に100回以上、徐脈は1分間に50回以下となります。不整脈には発生原因により治療を要しないものから治療を要するものまでさまざまです。動悸、脈がとぶ、意識を失いそうになる(失う)などの症状や健診で不整脈を指摘された場合には、当クリニックまでご相談ください。

 

動脈硬化症

動脈とは、全身に血液を送るための血管です。動脈の内側にコレステロールなどが溜まり、血管の柔軟さが欠けて硬くなる状態を動脈硬化症と言います。脳卒中や心筋梗塞の多くは、動脈硬化が関係しているといわれています。高血圧や糖尿病、脂質異常症、睡眠時無呼吸症候群、喫煙等により、動脈硬化を起こしやすいとされています。規則正しい生活習慣を身につけて、動脈硬化を予防しましょう。

 

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症とは、血液中の中性脂肪やコレステロールが持続的に高い状態です。血液中に不要な脂質が溜まることによって、動脈硬化を進行させます。脂質異常症は、高トリグリセライド血症といわれる中性脂肪が多いもの、高LDLコレステロール血症といわれる悪玉コレステロールが多いもの、低HDLコレステロール血症といわれる不要なコレステロールを回収する善玉コレステロールが少ないものに分類されます。種類によって治療法は異なります。症状はほとんどないため、健診によって発見されることがほとんどです。脂質異常症の目標は動脈硬化を防ぐことが目的であり、脂質の異常を指摘され場合には、当クリニックまでご相談ください。

 

狭心症

狭心症とは、心臓のポンプ(筋肉でできている)を動かすために必要な血液を送るための血管である冠動脈(かんどうみゃく)が狭くなり心臓の筋肉が酸素不足を起こしている状態です。動脈硬化で血管が狭くなるタイプと血管がけいれんを起こして狭くなる2つのタイプがあります。放置しておくと、心筋梗塞等を起こす可能性もあります。狭心症の症状には、胸の締めつけられるような圧迫感や胸の痛み、時に背中の痛みや左肩から腕の痛み、歯の痛みなどがあります。動脈硬化による狭心症では安静時よりも歩行時や運動時に症状が多くみられます。けいれんのタイプでは早朝など安静にしているときにみられることが多いといわれています。高血圧、糖尿病、脂質異常症などを指摘されている方や血縁者に狭心症や心筋梗塞を有している方がいる場合には速やかな受診をお勧めいたします。また、冷汗を伴い症状が改善しない場合には心筋梗塞への移行が考えられますので救急要請する必要があります。

 

心筋梗塞(しんきんこうそく)

心筋梗塞とは、心臓のポンプ(筋肉でできている)を動かすために必要な血液を送るための血管である冠動脈(かんどうみゃく)が閉塞するために心臓の筋肉が壊死(えし)して動かなくなってしまう状態です。狭心症でみられる症状が10分以上持続し、嘔吐や冷汗、呼吸困難等の症状を伴うことが多いです。ただし、糖尿病をお持ちの方や高齢者では、痛みの感覚が鈍くなっており、胸痛等の心筋梗塞特有の症状は現れないことがありますので、注意が必要です。心筋梗塞は、血液検査(トロポニン検査など)と心電図検査によって診断を行うことができますが、上記のような症状が認められた場合には迷わず救急要請をすることが大切です。東京都ではCCUネットワークという心臓救急疾患に特化した受け入れ体制があり、救急隊が患者様にとって適切な医療機関を選定・搬送してくれるようになっておりますのでご安心ください。

 

心不全

心不全は、心臓のポンプ機能が低下し、息切れ・呼吸困難・むくみなどの症状を呈する状態です。心臓のポンプ機能が低下する原因は様々ですが、心筋梗塞(しんきんこうそく)弁膜症心筋症不整脈 などが原因になることが多いとされています。心不全の症状が強い状態では入院での治療が必要になりますが、安定した状態では外来での薬物治療や生活習慣の改善(食事など)が非常に大切です。息切れ・むくみなどの症状がある方、外来での心不全治療の継続が必要な方は、当クリニックまでご相談ください。なお、突然の呼吸困難で症状が持続している場合は、救急要請することが必要です。

 

心臓弁膜症

心臓には4つの部屋があり、それぞれの部屋の入口と出口にはドアのような役割の逆流防止弁が4つあります(大動脈弁、僧帽弁、三尖弁、肺動脈弁)。これらの逆流防止弁が十分に開かなかったり、閉まりにくかったりする状態が高度になると心臓のポンプ機能が低下し(心不全)、息切れや呼吸困難、むくみなどの症状を引き起こします。僧帽弁や大動脈弁に高度の弁膜症があると手術が必要になるケースがあります。弁膜症は健康診断で疑われることが多く、超音波検査 で診断することができます。指摘された場合には当クリニックにお気軽にご相談ください。

 

深部静脈血栓症

深部静脈血栓症とは、お腹の下辺りや太もも、腸骨静脈、膝窩静脈、大腿静脈と呼ばれる深部静脈に血栓ができる状態です。長時間同じ体勢を維持することにより起こります。旅行者血栓症、もしくはエコノミークラス症候群といわれています。治療では、血液の流れを良くするために抗凝固剤を用いたり、肺の血管に血栓が詰まることを予防する治療、血栓の中にファウンテンカテーテルを置いて、血栓を溶かしていく治療を行います。肺塞栓症の発症メカニズムは、足の静脈から肺や心臓に血栓が流れ、肺の血管に詰まった際に起こります。

 

閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症とは脚(あし)や腕の動脈における動脈硬化のことです。閉塞性動脈硬化症の多くは脚に起こります。脚の動脈が動脈硬化で細くなると、歩行時に脚の筋肉の痛みを自覚します。進行すると安静時の痛みやさらに進行すると足の皮膚の潰瘍(かいよう)や壊疽(えそ:皮膚組織が壊死して黒色化する)を引き起こします。動脈硬化は糖尿病、高血圧脂質異常症、喫煙者に多く見られますので、左記のような病気をお持ちの方や喫煙者で上記のような脚の症状がある方は当クリニックにお気軽にご相談ください。

 

大動脈瘤

大動脈は心臓から各臓器へ血液を送るための大きな血管です。大動脈瘤とは、動脈硬化等によって大動脈の壁が弱くなり、大動脈の一部あるいは全体が大きく膨らむ状態です。大動脈瘤では、薄くなった壁が破裂する可能性があります。多くは無症状で健康診断などにより発見されるケースが多いですが、大動脈瘤の大きく膨らむ状態が続いたり、破裂したりすると強い胸・背中・あるいは腰の痛みなどを自覚し、意識を失うケースもあり、命の危険を伴います。大動脈瘤は厳格な血圧管理と定期的な大動脈瘤サイズの確認と適切な時期での手術が非常に大切です。当クリニックでは大動脈瘤の手術はできませんが、血圧管理、手術前の大動脈瘤サイズのフォロー(連携先施設でCT検査など)を行います。何か気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

【記事監修】
あさくさ橋心臓と血管のクリニック 
院長 高橋 保裕

院長 高橋 保裕下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医・指導医https://www.jevlt.org/ja/

開院前に勤務していた大学病院や地域中核病院では、1万件近い心臓や末梢血管のカテーテル治療に携わり、様々な症例に対して豊富な治療経験を持ちます。
近年では「ライブデモンストレーションのライブオペレーター」として各学会に招待され、カテーテル治療を学ぶ多くの医師の前で治療を行うなど、技術指導者としても活動しています。
「患者様を自分のたいせつな家族と思って診療する」をモットーに、下肢静脈瘤日帰り手術(カテーテル治療)や一般循環器診療を行っております。

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