心血管日帰り治療センターについて
心血管日帰り治療センターでは、超音波装置やX線透視装置を使用して下記のような日帰り手術を行っています。
治療をご希望の方は 03-6240-9286 までご連絡ください。
日帰り手術のメリット
日常生活を送りながら手術を受けていただけます
日帰り手術は、医療機関での滞在時間を短くすることが可能です。仕事が忙しい方や子育て中の方など長期間予定を空けることが難しい方に安心して治療を受けていただけます。
入院の手間がかかりません
入院を必要とする手術を受けられる際には、事前に入院用品の準備、家事や仕事の調整をしておく必要があります。日帰り手術の場合には、そのような手間が最小限で済みます。
身体的・精神的ダメージが少ないです
日帰り手術は、患者様の身体的なダメージが少ないことが特徴です。入院の場合にはどうしてもベッドで寝ている時間が長くなりますが、日帰り手術の場合には術後の15分~30分安静にして頂くだけですので、入院手術のように身体が普通に動くまでの期間を気にする必要はありません。ベッドでの臥床や医療機関での滞在が少ないことは、身体的ダメージを少なくするだけでなく、精神的ダメージも減らすことができます。
下肢静脈瘤
下肢静脈瘤に関して、詳しくは下記よりご確認ください。
CVポート造設術
CVポートは、栄養や薬剤を静脈内に投与するためのものです。
皮フの下に100円硬貨程度の大きさの本体を植え込み、チューブ(カテーテル)を本体に接続し、首や鎖骨の下の血管を通してカテーテルの先端を心臓近くの太い血管に留置します。当クリニックはストレッチャー使用可能なエレベーターがないため車椅子に乗車できる方のみお受けいたします。手術時間は30分程度を要します。
CVポート造設の必要な方
- 経口摂取が困難で胃瘻造設ができない方
- 高カロリー輸液が必要な方
- 化学療法などで継続的な血管確保が必要な方
植込型心電図記録計移植術
植え込み型ループ式心電計とも呼ばれています。ホルター心電図では24時間の記録しかできませんが、本器機では長期間(最長3年)にわたる記録が可能です。
大きさ4.5×1cm程度の器機を皮フに小さな切開を加えて植え込みます。
手術時間は15分程度を要します。
このような方が対象です
- 経原因不明の意識消失発作
- 原因不明の脳梗塞患者における心房細動の診断
ペースメーカー交換術
心臓ペースメーカーには電池寿命があります。
当クリニックでは電池寿命をむかえたペースメーカーの交換を行っています。
交換術は局所麻酔で行い、手術時間は30分程度を要します。
シャント手術
末期腎不全(腎臓の機能が著しく低下した状態)の状態になると腎臓から老廃物や水分の排泄ができなくなるため、体から血液を抜いて、ダイアライザーという人工腎臓を通してきれにした血液を再び体に戻す人工透析が必要になります。血液の出し入れを行うためには動脈と静脈をつなげる処置が必要で、動脈と静脈をつなげる手術をシャント造設術と言います。また、シャントの血管は細くなることも多く、完全に詰まると人工透析ができなくなります、このような状態に対して、治療用の風船を用いて血管を拡張するシャントPTAや再度別の部位にシャント造設術を行ったりします。当クリニックではバスキュラーアクセスセンターにおいてカテーテル治療のスペシャリストと心臓血管外科医がベストな治療を提案させていただきます。
このような方が対象です
- これから血液透析を行う予定の方
- 一度もシャントの診察を受けたことがない方
- 穿刺がうまくいかない方
- 脱血がうまくいかない方
- 止血に時間がかかるようになった方
- シャント側の腕がむくむ方
【記事監修】
あさくさ橋心臓と血管のクリニック
院長 高橋 保裕
下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医・指導医(https://www.jevlt.org/ja/)
循環器専門医
心血管カテーテル治療専門医
開院前に勤務していた大学病院や地域中核病院では、1万件近い心臓や末梢血管のカテーテル治療に携わり、様々な症例に対して豊富な治療経験を持ちます。
近年では「ライブデモンストレーションのライブオペレーター」として各学会に招待され、カテーテル治療を学ぶ多くの医師の前で治療を行うなど、技術指導者としても活動しています。
「患者様を自分のたいせつな家族と思って診療する」をモットーに、下肢静脈瘤日帰り手術(カテーテル治療)や一般循環器診療を行っております。