下肢静脈瘤の初期症状は?下肢静脈瘤の症状と種類について

下肢静脈瘤の初期症状について

下肢静脈瘤は、血管がクネクネ、ボコボコして目立ったり、足の静脈がコブのようにふくらんでしまう病気です。ひとえに下肢静脈瘤といっても、その初期症状や進行レベル、種類にはさまざまな特徴があります。

本記事では、下肢静脈瘤に関する種類別の症状の違いに焦点を当て、詳細に解説します。

【記事監修】
あさくさ橋心臓と血管のクリニック 院長 高橋 保裕

院長 高橋 保裕下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医・指導医https://www.jevlt.org/ja/

開院前に勤務していた大学病院や地域中核病院では、1万件近い心臓や末梢血管のカテーテル治療に携わり、様々な症例に対して豊富な治療経験を持ちます。
近年では「ライブデモンストレーションのライブオペレーター」として各学会に招待され、カテーテル治療を学ぶ多くの医師の前で治療を行うなど、技術指導者としても活動しています。
「患者様を自分のたいせつな家族と思って診療する」をモットーに、下肢静脈瘤日帰り手術(カテーテル治療)や一般循環器診療を行っております。

 

下肢静脈瘤の症状

下肢静脈瘤の症状

 

下肢静脈瘤の症状は、主に膝より下の部分に現れます。浮き出たり盛り上がったりする静脈が視覚的に目立ち、痛みや重さを感じることがあります。

長時間の立ち仕事や座りっぱなしの生活が原因で、足の浮腫や疲労感が現れることもあります。進行すると足のひりひり感や痛みが増し、夜間に痙攣が起こることもあります。

初期症状に気づいたら早めに下肢静脈瘤を専門とするクリニックへの受診をおすすめします。

下肢静脈瘤の代表的な症状

下肢静脈瘤の疑いのある症状の一覧を紹介します。

  • 脚の疲労感や重さ
  • 脚の痛みや痒み
  • 脚のふくらみ感
  • 夜間の足のつり
  • 血管がくっきり浮き出て見える
  • 静脈が腫れ上がる
  • ひび割れや潰瘍が生じる
  • 皮膚が色素沈着や炎症を起こす
  • 血栓ができやすくなる

下肢静脈瘤の種類

下肢静脈瘤にはいくつかの種類が存在します。各病名ごとにその特徴や症状について見ていきましょう。

伏在静脈瘤

足の付け根からふくらはぎの内側にかけて広範囲にできる曲がったり、腫れ上がったりするタイプのコブ(ふくらはぎだけのものもある)です。主に太腿、ふくらはぎ、膝の裏などに現れます。これは大伏在静脈や小伏在静脈に影響を与える表在静脈本幹に発生するタイプのものです。

大伏在静脈瘤

大伏在静脈瘤は、足首の内側から鼠径部まで伸び、深部静脈に合流する静脈であり、この主要な分枝に発生します。足の表在静脈では最も静脈瘤ができやすいとされ、下腿から大腿部内側、下腿の外側、大腿部の背側に発生します。

小伏在静脈瘤

小伏在静脈瘤はアキレス腱の外側から伸び、膝の裏で深部静脈に合流する静脈に発生します。小伏在静脈瘤は主に足首の後ろや膝の後ろに現れ、大伏在静脈瘤に次いで発症率が高い下肢静脈瘤の一種です。

側枝静脈瘤

​​分枝静脈瘤は、伏在静脈本幹から分岐した側枝の静脈が拡張して生じるタイプで、独立型も存在します。主に膝から下の部分に静脈瘤ができ、伏在静脈瘤よりわずかに細いという特徴があります。

網目状・くも状静脈瘤

​​くも状の静脈瘤は、細い皮下静脈が複雑に透けて見えるタイプです。皮膚の下から血管がボコボコと浮き出てくる症状はありません。直径2~3㎜の血管が透けて見える網目状静脈瘤と、更に細かい直径0.1~1㎜の真皮内静脈瘤であるくもの状静脈瘤があります。くも状の静脈瘤は、毛細血管が拡張した赤紫のタイプと、細静脈が拡張した青白いタイプに分かれます。

まとめ

下肢静脈瘤は進行段階や種類によって症状が異なり、早期発見と適切な治療が重要です。初期段階では症状が軽微であることが多いため、自分では判断することは難しく見逃してしまう場合が多いです。
そのため、脚の疲労感、重さ、痛み、痒み、夜間の足のつりなどの初期症状がみられたら下肢静脈瘤をまずは疑いましょう。

次に、以下のような下肢静脈瘤の具体的な症状や異常を感じた場合は早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。

  • 血管がくっきり浮き出て見える
  • 静脈が腫れ上がる
  • ひび割れや潰瘍が生じる
  • 皮膚が色素沈着や炎症を起こす

当クリニックでは、保険適用の下肢静脈瘤の日帰り手術(透析シャント・PTA・シャント)、カテーテル治療のスペシャリストによる治療を提供しています。下肢静脈瘤のことならなんでもお気軽にご相談ください。

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