下肢静脈瘤のことならあさくさ橋心臓と血管のクリニックにご相談ください。
足の血管がふくれてこぶのようになる「下肢静脈瘤」は、症状が軽い場合は、自宅でのセルフケアで進行を遅らせたり、予防することも可能な場合があります。 しかしながら、一度下肢静脈瘤を発症すると、自然に治ることはなく、症状が強い場合には医療機関での治療が必要になります。
当院の場所は浅草橋駅から徒歩1分。江東区周辺にお住まいの方が当院に治療にいらしていただく際の参考にしてください。
下肢静脈瘤とは
体のすみずみに行きわたった血液が、心臓に戻る血管を静脈といい、足の静脈が太くなって瘤(こぶ)状に浮き出て見えるようになった状態を下肢静脈瘤といいます。
下肢静脈瘤の症状
静脈瘤には何も症状もないことが多いのですが、以下のような症状が出ることがあります。
だるさ・こむら返り・むくみ・痛み・かゆみ・皮膚のダメージ・出血 など
見た目の静脈瘤の拡張度と症状は、必ずしも一致しません。特に見た目の静脈瘤がほとんどない場合でも、下肢静脈瘤に対する治療が必要になるケースもあります。
また、下肢静脈瘤の症状は、伏在静脈という血管に沿って出現することが多く、太ももの外側には伏在静脈はないため、太ももの外側に痛みやしびれなどの症状が出現する場合には腰椎の病気など神経性を考える必要があり、整形外科、脳神経外科を受診することをお勧めします。
下肢静脈瘤の症状は、長く立っていると症状が悪化し、逆に脚を上げたり、ふくらはぎをもんだりすると症状が軽くなる傾向がみられます。
下肢静脈瘤の原因
下肢静脈瘤の主な原因は、逆流防止弁である静脈弁が壊れることにより静脈弁が閉鎖できなくなることで、静脈の血流が逆流し、交通渋滞が起きることが原因です。
また、下肢静脈瘤には一次性下肢静脈瘤と二次性下肢静脈瘤があり、一般的に下肢静脈瘤といわれるのは一次性下肢静脈瘤であり、静脈弁自体が壊れてしまう状態です。
二次性下肢静脈瘤でよく知られているのは深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)です。静脈自体が血栓で閉塞し、閉塞部分より足先側の静脈に交通渋滞が起こる状態です。
一般的な一次性下肢静脈瘤において、弁が壊れるのは遺伝的な体質、出産時や慢性的に立ち仕事を行っている場合が多いです。この弁不全による逆流は主に足の内側を走行する大伏在静脈や膝の裏側を走行する小伏在静脈に発生します。
下肢静脈瘤のタイプ
下肢静脈瘤には、静脈の大きさによる分類が4つあります。
伏在静脈という大きな静脈の弁不全により逆流がおこるタイプを伏在型、伏在静脈には問題がなく、支流であり側枝に逆流が生じる側枝型、そのまた支流の小さな静脈に逆流が生じる網目状、さらに小さな静脈に逆流が生じるクモの巣状があります。
手術や血管内治療(カテーテル治療)を行うのは伏在型のみで、伏在静脈に逆流がない、側枝型、網目状型、クモの巣状型の治療には、弾性ストッキングや硬化療法が選択されます。
下肢静脈瘤の治療・手術
症状の軽い静脈瘤は、弾性ストッキングを着用して足の静脈瘤の流れを改善し、症状の緩和と、病状の進行を予防することが一般的です。
症状が出ている場合や、皮膚障害が出ている場合には手術による治療をお勧めします。治療は何種類かありますが、最も再発率が低い治療法には、逆流を起こしている静脈を焼灼する血管内焼灼術や静脈に医療用接着剤(グルー)を注入する血管内塞栓術といわれる血管内治療(カテーテル治療)と外科的に静脈を抜去する静脈抜去術があります。
最近では多くのケースにおいて血管内治療が選択されますが、血管が太すぎたり、解剖学的理由で血管内治療が適さないケースでは静脈抜去術が行われることもあります。
弾性ストッキング
弾性ストッキングは弾力性のある特殊なストッキングで、足首から上方に向かって徐々に圧力を下げていくことで、静脈の流れを改善します。
全体的に締め付け圧が非常にきついタイプのストッキングであり、手の力がない方は着用できない場合があります。
着用により脚の症状は軽減することが多いですが、根本的な治療法ではありません。
メリット・デメリットは以下となります。
メリット | デメリット |
|
|
硬化療法
主に小さな静脈瘤に対して行います。静脈内にフォーム硬化剤という薬剤を非常に細い注射針で注入することにより血管を固めてしまう治療法です。
治療自体は比較的単純な治療法ですが、リスクとしては、薬剤の注入部位に色素沈着が見られることがあります。
血管内治療(カテーテル治療)
伏在型静脈瘤に対して行います。
血管内焼灼術は、レーザーカテーテルあるいは高周波カテーテルにより伏在静脈を熱で焼くことで伏在静脈に血液が流れないようにする治療法です。
焼くときには痛みはほとんどなく、局所麻酔薬を注入するときに痛みがあります。伏在静脈に流入できなくなった血液は脚の中心近くを通る丈夫で高性能な深部静脈を介して心臓に戻ります。
日帰りで行うことができますが、治療後一定期間(多くは2週間~1か月)は弾性ストッキングを着用していただきます。
血管内塞栓術は医療用の接着剤を静脈内に注入し、血管を固めてしまう新しい治療法です。
治療後に弾性ストッキングを着用する必要はありませんが、接着剤が体内に残るためアレルギー症状を認める場合や血管の炎症により皮フに痛みや赤みが一定期間残る場合もあります。
スタブ・アバルジョン法(瘤切除術)
血管内治療は伏在静脈の本幹を治療する方法です。
ぼこぼした血管の数カ所に2-3mm程度の小さな切開を加えて、専用の器具を用いて血管のこぶを取り除きます。
血管内治療を行う多くのケースでスタブ・アブルジョン法を一緒に行います。
これにより治療後の見た目がよくなることと再発低減効果があります。また、痛そうに思われるかもしれませんが、血管内治療時の局所麻酔により、ほとんど痛みはありません。
外科的手術(ストリッピング手術)
脚の付け根と膝の内側2箇所を数cm切開して、大伏在静脈に専用のワイヤーを通して伏在静脈を抜き取る治療法です。
通常は入院が必要になります。近年では血管内治療が進歩したため、施行件数は減っています。
下肢静脈瘤にマッサージは有効?
マッサージをする場合は、足の先から上方に向かって「さするような」マッサージを心がけてください。
静脈の血液は圧力が低いため、弱い力のマッサージで十分流れるようになります。
筋肉をほぐすわけではないため、強いマッサージは必要ありません。
マッサージで静脈瘤の症状は軽快するかもしれませんが、決して静脈瘤が治るわけではありません。
下肢静脈瘤による足の血液の交通渋滞を緩和し、足のむくみやだるさを軽減させることが期待できます。
ぼこぼこした部分(静脈瘤)に痛みやしこりのある方は、その部分に血栓が生じている可能性があり、マッサージによって血栓が移動し、肺に飛んで行ってしまう可能性があるため、マッサージは行わないでください。
【下肢静脈瘤治療】江東区(豊洲駅,新木場駅,清澄白河駅)方面からお越しの方へ
当院はJR総武線 「浅草橋駅」東口徒歩1分、都営浅草線 「浅草橋駅」A3出口徒歩1分の立地にあります。
当院がある台東区からもアクセスのしやすい江東区にお住まいの方、下肢静脈瘤治療で当院へお越しの方はこちらを参考にしてください。
門前仲町駅から当院へのアクセス
東京メトロ東西線の「門前仲町駅」の中野方面に乗車し、2駅先の「日本橋駅」で下車します。そこから都営浅草線の京成成田方面に乗り換え、3駅先の「浅草橋駅」で下車します。
所要時間は約16分で、乗り換えは1回でお越しいただけます。
豊洲駅から当院へのアクセス
東京メトロ有楽町線の「豊洲駅」の和光市方面に乗車し、4駅先の「有楽町駅」で下車します。そこからJR山手線内回りあるいは京浜東北・根岸線の大宮方面に乗り換え、3駅先の「秋葉原駅」で下車。そして、JR総武線の千葉方面に乗り換え隣駅の「浅草橋駅」で下車します。
所要時間は約31分で、乗り換えは2回でお越しいただけます。
新木場駅から当院へのアクセス
JR京葉線の「新木場駅」の東京方面に乗車し、3駅先の「八丁堀駅」で下車します。その後、東京メトロ日比谷線に乗り換え、2駅先の「人形町駅」で下車。さらに、都営浅草線の京成成田方面に乗り換え、2駅先の「浅草橋駅」で下車します。
所要時間は27分で、乗り換え2回でお越しいただけます。
清澄白河駅から当院へのアクセス
・東京メトロ半蔵門線の「清澄白河駅」の錦糸町方面に乗車し、2駅先の「錦糸町駅」で下車し、そこからJR総武線の中野方面に乗り換え、2駅先の「浅草橋駅」で下車します。
所要時間は約18分で、乗り換え1回でお越しいただけます。
・都営大江戸線の「清澄白河駅」の両国・春日方面に乗車し、2駅先の「両国駅」で下車します。そこからJR総武線の中野方面に乗り換え、隣駅の「浅草橋駅」で下車します。
所要時間は約17分で、乗り換え1回でお越しいただけます。
まとめ
静脈のボコボコが目立つようになったり、むくみやだるさなどの症状で生活の質の低下につながる下肢静脈瘤。「カテーテル治療」および「心臓・血管」の専門医による下肢静脈瘤の日帰り治療を提供しているあさくさ橋心臓と血管のクリニックは「浅草橋駅」徒歩1分の場所にあります。
JR東日本の駅別乗車人員ランキング100にも入る、新小岩駅や金町駅がある葛飾区からのアクセスも良好です。
足の血管がぼこぼこ、足がつる、足がむくみやすい、足がだるいなど、足のお悩みがある近郊にお住いの方は是非ご相談ください。
当院では、「カテーテル治療」および「心臓・血管」の専門医による下肢静脈瘤の日帰り治療を提供しております。足の血管でお悩みの方は、東京都台東区「浅草橋駅」徒歩1分の「あさくさ橋心臓と血管のクリニック」までご相談ください。
当院の下肢静脈瘤が
選ばれる理由
Point
01
下肢静脈瘤の
専門医師による日帰り手術
当クリニック院長は、学会でも末梢血管のライブデモンストレーションを行うなど、下肢静脈瘤治療の基本となるカテーテル治療を得意としておりますので、ご安心してお受けください。
Point
02
痛みが少ない治療
下肢静脈瘤治療では、局所麻酔を効かせた状態で行いますので、術中に痛みを感じることはありません。麻酔を打つ際にチクッとした痛みを感じる程度です。
Point
03
土日も診療・治療実施
当クリニックでは、土日も診察・治療を実施しております。忙しくて平日の受診が難しい方も仕事などへの影響を最低限に抑えて通院いただくことができます。
Point
04
治療は保険適用
下肢静脈瘤の治療では、すべて保険が適用されます。さらに高額療養費制度や限度額認定証を提示することによって費用負担をさらに抑えることも可能です。
Point
05
症状に合わせて
複数の術式から治療法を選択
一言に下肢静脈瘤といっても、下肢静脈瘤には複数の種類があり、下肢静脈瘤の種類に応じて治療法が異なります。当院ではあらゆる治療に対応し、種類に応じて適した治療法のご提案が可能です。
【記事監修】
あさくさ橋心臓と血管のクリニック
院長 高橋 保裕
下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医・指導医(https://www.jevlt.org/ja/)
循環器専門医
心血管カテーテル治療専門医
開院前に勤務していた大学病院や地域中核病院では、1万件近い心臓や末梢血管のカテーテル治療に携わり、様々な症例に対して豊富な治療経験を持ちます。
近年では「ライブデモンストレーションのライブオペレーター」として各学会に招待され、カテーテル治療を学ぶ多くの医師の前で治療を行うなど、技術指導者としても活動しています。
「患者様を自分のたいせつな家族と思って診療する」をモットーに、下肢静脈瘤日帰り手術(カテーテル治療)や一般循環器診療を行っております。